ネットワークで何が起きているかを把握する
あなたのデバイスは、知らないところで通信しています。無料のオープンソースでセルフホスト型のネットワークモニター「LAN Sheriff」は、デバイスがどこに接続しているかを可視化します。
スマートフォンを置く。ブラウザを閉じる。コンピューターはつけたままにしておく。
それでも、ネットワークは通信を続けています。アプリケーションはアップデートを確認し、クラウドサービスは同期し、デバイスはメーカーと通信します。画面には何も表示されないまま、トラフィックが出入りしていることも少なくありません。その多くは日常的なものですが、中には詳しく確認すべきものもあります。機器を所有しているのはあなたです。回線の料金を払っているのもあなたです。何が起きているのかを確認できて当然です。
今、あなたのネットワークにつながっているものを思い浮かべてみてください。コンピューター、スマートフォン、テレビ。サーモスタット、プリンター、ドアホン、スマートスピーカーもあるかもしれません。どれもソフトウェアで動いており、どれもほかのシステムと通信できます。デバイス側から始まる接続もあれば、外部からやってくる接続もあります。ネットワーク内のデバイス同士も通信しています。
何かが接続されていると分かっても、それが何をしているのかはほとんど分かりません。その接続を開いたのはどのアプリケーションなのか。データはどこへ送られ、相手側には誰がいるのか。なぜあるデバイスが突然、新しい宛先と通信し始めたのか。どれも当然の疑問です。その答えは、もっと簡単に得られるべきです。
そこで私たちは LAN Sheriff を開発しました。LAN Sheriff は、無料のオープンソースでセルフホスト型のネットワークモニターです。デバイスがインターネットに送信している通信について、送信先、到達する国と都市、そして通信相手を所有する組織を表示します。ダッシュボードには、外向き接続のライブマップ、これまでに検出したすべてのデバイスの記録、観測できたDNSルックアップ、そして注意すべき理由を平易な言葉で説明する検出結果がまとめられています。見慣れない接続を調査したり、デバイスの挙動を確認したり、記録されたアクティビティをさかのぼって確認したりできます。個々の接続はデフォルトで3日間、1時間ごとの集計は1年間保存されます。LAN Sheriff はトラフィックをブロックしたり改変したりすることなく監視します。表示された情報をどう扱うかは、あなたが決めます。
プライバシーにも設計段階から配慮しています。アカウントもクラウドサービスもテレメトリーもありません。記録したデータはすべて、LAN Sheriff を実行しているマシン上にとどまります。Mac、Windows、Linux、Raspberry Pi、Docker で動作し、設定は一切不要です。起動すれば、すぐにダッシュボードが開きます。
もちろん、何が見えるかは、どこから見るかによって変わります。コンピューターで LAN Sheriff を実行すれば、そのコンピューターの接続を監視でき、それぞれの接続をどのアプリケーションが開いたのかも正確に分かります。テレビやドアホンなどほかのデバイスを観測するには、ルーターやミラーリングしたスイッチポートなど、それらのトラフィックが通過する場所に設置する必要があります。明示的にペアリングした複数のインストール間では、それぞれが観測した内容の要約を共有することもできます。その際、アドレスや、誰かがアクセスしたサイトは共有されません。1台のノートパソコンにモニターをインストールしただけで、ネットワーク上のすべての通信を把握できるわけではありません。どこに設置するかが重要です。
見慣れない接続を判断するには、文脈も必要です。聞き慣れない企業名や、別の国へ向かう通信があるからといって、必ずしも問題があるとは限りません。アプリケーションは、ホスティングプロバイダーや共有インフラ、世界中に分散したサービスに依存しています。そのため LAN Sheriff には「疑わしい国」のリストはありません。各デバイスを、あなた自身のネットワークの履歴とだけ比較します。本当に役立つ問いは、もっと具体的なものです。このデバイスにとって想定どおりの通信か。挙動に変化はあったか。その接続は繰り返し発生しているか。原因となっているアプリケーションに、そのシステムと通信する理由はあるか。検出結果は調査の手がかりになりますが、実際に何が起きたのかを理解するには、やはり人の判断が必要です。
明らかな問題が起きるまで、ネットワークの確認を先延ばしにする必要はありません。アプリケーションの動作を理解したいときもあれば、新しいデバイスを確認したいときもあるでしょう。ある接続が、ただなんとなく気になることもあります。LAN Sheriff は、そんなときの出発点となるように開発しました。
LAN Sheriff をぜひお試しください。無料のオープンソースで、291 Group が開発しています。詳しくは LANSheriff.com をご覧ください。